季節、月、もっと言うと、週別で体の不調が起きるメカニズムがあるのを知っていますか。
この記事では、週別に今なにを食べておくと良いかをご紹介します。
献立の参考にもなりますし、
何より台所に立つ人がその家のお医者さんなので、この知識を持って食事を作ることができれば、家族の心も体も整うこと間違いなしです!

(12/15→12/21) 今週はこんなことに気をつけよう
12月3週目は、寒さから無意識に体に力が入ったり、冷えから全身縮こまり猫背になったりと
血流が滞り、めぐりを悪くする条件が揃ってしまう時期です。
血流の悪化は全身の不調の種となり、むくみの悪化、腸の動きが遅くなり毒素がたまったりと不調が出てきます。
さらに悪化すると、ひどい頭痛や生理痛、疲労感など体が悲鳴を上げます。
今週は
血行を促進し、代謝を上げる
食材をご紹介します。
(12/15→12/21) 今週の食べると良い食材はこれ

たらこ と ほうれん草
旬のたらこで必要な栄養素を補充しよう
この時期旬のたらこは、スーパーフードでビタミンが豊富です↓
- ビタミンE ー 血行を促進する
- ビタミンB群 ー 疲労回復や冷えの改善にも役立つ
- ビタミンD ー 冬に不足しがち
冬に必要な栄養素が手軽に補充できるので、和え物、スープなどにと
とり入れてみて下さいね。
たらこ豆知識 〜ミネラルやビタミンを増やす方法〜
焼くと、ビタミンAの一種である「レチノール」が1.5倍になります。
日持ちがしないので、食べきれない分は冷凍しましょう。
冷凍しても栄養成分は大きく変化しませんよ。

疲労回復、美肌にも。ほうれん草は捨てるところナシ!
ほうれん草は栄養素が豊富で、緑黄色野菜の王様とも呼ばれています↓
- ビタミンC ー 鉄分の吸収を高める
- ビタミンB群 ー 疲労回復
- ミネラル ー 体をつくる
- βカロテン ー 抗酸化作用が高い
「ビタミンC」と「葉酸」も含むため貧血傾向が原因で起こる
冷え、疲労感、むくみにも効果が期待できます
特に旬である冬に採れたほうれん草は、夏に比べてビタミンCが3倍に、
そして甘みに関しては9倍もUPするんですよ。
ですが、いつもの調理方法だとめちゃくちゃ損している可能性が!
せっかく食べるなら、下記を参考にしてしっかり栄養分を摂取しましょう
ほうれん草豆知識 〜無駄なく使う調理方法〜
- 常温保存だと1日でビタミンCが60%失われる
- 鮮度が高いうちに食べるか、アク抜きをして冷凍しましょう
- 冷蔵保存では9日間で70%が失われる
- 切ってから茹でると、切り口からビタミンCが流れ出てしまう
- 茹でた後に切りましょう
- 「茎」よりも「根」の方が栄養豊富
- 貧血を防ぐ、アンチエイジング効果、甘みもたっぷり蓄えられているので捨てずに食べましょう
(12/15→12/21) 今週のスープ
ほうれん草と大根のたらこスープ

必要なもの
- たらこ
- ほうれん草
- まいたけ (今回はしめじで代用)
- 大根
- ショウガ
- 醤油

1.
たらこは薄皮をとりのぞき、大根は拍子木切りに、
ほうれん草はざく切りにする。
ショウガは千切りにし、全て水で煮込みます。
ほうれん草は根に栄養がたくさん含まれているので使いましょう。十字に切り込みを入れて、もむようにして洗うと綺麗に土が落とせます

2.
野菜が煮えたら、醤油で味を整えます。

3.
仕上げに、ネギをちらしたら完成!

まとめ
この記事では12月第3週に「気をつけること」「食べると良い食材」「食材を使ったスープ」について
ご紹介しました。
前回ご紹介した食材も可能であれば引き続き取り入れるようにしてみてくださいね。

献立に一品に加えて、家族で美味しく健康になりましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
参考資料 「体がバテない食薬習慣」
この記事では、この本に書かれている内容をベースに書いています。
本にはより詳しい情報が記載されていますので、知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。
この本について、下記記事でもご紹介しています。
