健康に関する本を読みたいけど、種類が多すぎてどれを読めばいいか分からない
シンプルで読みやすい本はどれ?
「健康 食事」に関する本はごまんとありますが、いざ書店に行ってもどれを手に取ればいいか分からない。
こう感じたことはありませんか?
この記事では、食がどう健康に関係しているか、私たちが生きていく中でいかに「食」が大切かを
教えてくれる本をご紹介します。
食の基礎知識を教えてくれる本
人間誰しも必ず毎日摂取する「食事」。この「食事」が私たちの身体をつくっています。
体調を崩しやすい、落ち込みやすい、やる気がでないなど、環境要因は様々あると思いますが
これらも食事が大きく影響しています。コンビニ食はお腹は満たせますが、それだけです。
食に関心なく適当に食べていては、今は健康な身体もいずれどこかしら崩れてしまいます。
どうせ食べるなら、どうせ買うなら、知識を持って選択肢を増やしませんか。
ここでは「食の基礎知識」を教えてくれる本を2冊ご紹介します。
いのち愛しむ、人生キッチン
料理家 桧山タミさんの書籍。
タミさんは、福岡市内のご自宅で60年以上料理教室をされています。生徒さんの年齢層は20代〜70代と幅広い。
この教室は生徒さんたちの間で「人生塾」とも呼ばれているそうです。
生徒さん方が、後世にタミ先生の生き方術を残しておきたいという思いから、この本が完成したそうです。
食を大事にする心、ものの選び方、子育てや人づきあい、年を重ねてからの暮らし方、、、。料理の豊かな見識を学ぶことはもちろん、タミ先生の日常のいたるところに生活者としての知恵や心がけが散りばめられています。
書籍より引用
上記にも書かれている通り、この本には料理のレシピだけでなくタミ先生のモットーが記載されています。
何十年と病気知らずで、常に前向きでパワーに溢れていらっしゃるのは良質な食を摂られているからだと言うことが
この本を読むと分かりますよ。
タミ先生とお話ししているような感覚になり、心も温まります。
何気ない言葉が、深く心に根付き、しっかりと支えてくれる。そんなお話がたっぷりとこの本には詰まっています。
いのち愛しむ、人生キッチン 92歳の現役料理家・タミ先生のみつけた幸福術菌とともに生きる 発酵暮らし
「食べごと研究所」主宰 山田奈美さんの書籍。
旦那さんと小学生の息子さんと3人で葉山(神奈川県南部)の古民家で暮らしながら
「和食薬膳教室」「発酵教室」などを開催されています。
食へのこだわりが徹底されていて、味噌、醤油、塩までもご自身で作られています。
レシピだけではなく、毎日口にするものがいかに大切か、エピソード一つ一つに説得力があります。
「一生を左右する子供の食」の話に書かれている文章を一部抜粋します。
この時期(10歳頃まで)に濃い塩味や甘味、化学調味料などの食品添加物の味に慣れてしまうと、強くはっきりとした単調な味でなければおいしいと思えなくなってしまいます。
味に対する感受性が鈍くなり、素材そのものが持つうま味や甘味などが感じられなくなってしまうのです。
書籍より引用
この事実を知る、子を持つ親はどれだけいるのでしょう。
親が知識を持って子供の食を守ってやる必要があると思います。
食の基礎がたくさん詰まった一冊です。
菌とともに生きる 発酵暮らし添加物について書かれた分かりやすい本
食生活と切っても切り離せないもの中に「添加物」があります。
私たちが住む、島国日本は世界的に見ても添加物の使われている数が圧倒的に多いのが現状です。
ですが「添加物」がどう言ったものか、摂取することがどう健康に害を及ぼすか
きちんと理解をしている人はまだまだ少ないです。味噌、醤油、みりん、酢、サランラップにまで
「添加物」は使われています。
(下記記事で、添加物について詳しく書いています↓)

ここでご紹介する本は、元添加物のセールスマン「安部司さん」が書かれたものです。
この方を私がオススメする1番の理由は「添加物を悪としない」こと。
危ないんだぞー!これ食べちゃダメだぞー!ではなく、添加物のお陰で安く、日持ちの良い、
美味しいものを食べられていることも事実。しかし知識を持たないことは怖いことで
現状を知り、選択肢を持ちましょうと言うスタンスで書かれています。
安部さん著書の書籍のうち3冊をご紹介します。
家族と自分を守る「安心な食品」の選び方
令和2年に発刊された、今回ご紹介する安部さんの書籍の中で最も新しい本です。
私たちの超身近にある食材が、どういう工程を経て作られたのかが詳しく書かれています。
スーパーで「安い!」と飛びついた食品がいかに危険なものか、原材料のラベルには書かれていない物質、
など知らない間に体が蝕われていることが分かります。
添加物だけでなく、遺伝子組み換え、残留農薬、輸入食品、塩分・油分・糖分の過剰摂取についても
詳しく記載されています。
もう面倒臭い!じゃ済まされない世界に私たちは居ます。
- 「どうせ買うなら」、激安醤油ではなく昔ながらで製法で作られた本物の醤油を選ぼう
- 「どうせ作るなら」、添加物まみれの味噌汁でなく素材の味が生きた身体が喜ぶものを作ろう
食と健康への意識が変わる一冊です。
家族と自分を守る「安心な食品」の選び方 (単行本)食品の裏側 1&2
食品の裏側(写真左)
初版は2005年11月、2021年4月には第34刷が発行されているベストセラー本です。
著者が添加物のセールスマン時代のお話しでは、食品メーカーの悩みを添加物を使って解決し、
消費者は知ることのない裏の世界がリアリティがあります。
こうした添加物を使って加工食品を作る方達は、絶対にその食品を食べることはないそうです。
添加物の基礎知識が書かれた本。本の裏帯にはこう書かれています↓
安さ、便利さの代わりに、私たちは何を失っているのか。
書籍より引用
普段美味しいと思って食べているものが、どうやって出来ているのか、身体にどんな影響を与えるかが
分かる一冊です。
食品の裏側2 実態編: やっぱり大好き食品添加物食品の裏側2 実態編(写真右)
2014年4月に発刊された、「食品の裏側 実態編」です。
先述した「食品の裏側」の発刊は2005年、ここから約9年後に書かれた本ですが
日本の添加物事情が悪化していることがよく分かる内容です。
ぜひ「食品の裏側 1&2」を合わせて読まれることをおすすめします。
食品の裏側 2冊セット今日、摂るべき食事を教えてくれる本
人間の身体は自然と一体です。
- 季節の変わり目に風邪を引く
- 低気圧が訪れると頭痛がする
- 寒い時には、膀胱炎や腰痛になる
- 便秘気味
- 浮腫みやすい
上記のような、病院へ行くほどでもない小さな不調達は生活習慣の改善で防ぐことができます。
ここに書いたものはほんの一例で、数えきれないほどありますよね。
例えば、子供がイライラしやすい、情緒不安定なども、ひょっとすると食事で改善できるかもしれません。
子供に限らず大人もです。時間や心に余裕がない時ほど、食は疎かになり、コンビニやカップラーメンなどに
頼りがちです。でもそうなると悪循環で、心はもっと弱っていきます。
今、何を身体が求めているかを教えてくれる本をご紹介します。
体がバテない食薬習慣
著者の大久保愛さんは、年間2000人以上の不調に悩む方々の相談に応える漢方カウンセラーです。
この本では、体の不調が起きるメカニズムを解き明かし、体を改善する「食薬」について
分かりやすく書かれています。季節別、月別、週別に書かれているので辞書のように使っています。
この本の使いかた
- 今月のページを開く。その月全体の気候傾向をはじめ、その月特有の体バテ症状と食薬方針を読む。
- 今日の日付を含む週のページを開く。気候によって変動する体の症状を知り、今の自分の状態を振り返る。
- 次の週はまた違う食薬プログラムが始まるので、前の週の食薬など続けられそうなものは引き続き取り入れる。
ざっくりですが、↑の内容を参考に取り入れています。
献立の参考にもなりますし、何より台所に立つ人がその家のお医者さんなので
この知識を持って食事を作ることができれば、家族の心も体も整うこと間違いなしです!
今、体が求めているものが何かを知ることができる一冊です。
1週間に1つずつ 体がバテない食薬習慣まとめ
この記事では、食がどう健康に関係しているか、私たちが生きていく中でいかに「食」が大切かを教えてくれる本を
ご紹介しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。